【ピカレスク】【ピカレスク小説】

ピカレスク】 

  • ピカレスクとは、「悪党」「ごろつき」の意のスペイン語ピカロ(picaro)より。 最初のピカレスク小説は、作者不明の『ラサリリョ・デ・トルメスの生涯』(1554年)であるとされる。

ピカレスク小説】

  • ピカレスク小説は、16世紀 - 17世紀のスペインを中心に流行した小説の形式。悪漢小説や悪漢譚、悪者小説とも呼ばれる。 特徴として 一人称の自伝体 エピソードの並列・羅列 下層出身者で社会寄生的存在の主人公 社会批判的、諷刺的性格 を持ち、写実主義的傾向を持った小説を指す。